DIYで使うビスは主に2種類

最近は、本職の大工さんでも、釘はほとんど使わなくなりました。
インパクトドライバーが普及してからはもっぱらビスばかりです。

そんなこともあってか、ホームセンター等の金物コーナーでは、ビスが大量に並んでいます。
しかし、いろんなビスがありすぎてどれを買えばよいのか悩むことはありませんか?
それで、このページでは、DIY(特に木工事)で用いるビスを2種類ご紹介します。

まず、一つ目は、コーススレッドビスです。
コーススレッド
このビスが木工事で使われるもっとも一般的なビスです。木と木を接合するのに便利で強度も非常に強いビスです。

2つ目は、スリムビスというものです。
スリムビス
こちらのビスも、木工事ではおなじみのビスです。

では、これらの2つのビスの違いはどこにあるのでしょうか?
解説していきたいと思います。

強度ならコーススレッド、木割れしにくのはスリムビス

まずこちらの写真をご覧下さい。
コーススレッドとスリムビス
左がスリムビス、右がコーススレッド

2つのビスを並べてみましたが、違いが分かるでしょうか。

まず、違うのは軸の太さです。右のコーススレッドの方が太くないですか?
もうひとつの違いは、ネジを切っている部分の間隔が左のスリムビスの方が短いということです。

それで、コーススレッドの方が軸が太い分強度が強いという特徴があります。
一方、スリムビスは、強度はコーススレッドよりも劣りますが、DIYをされる方にはとっても嬉しい特徴があります。
それは、木割れがしにくいということです。

これまで何度かインパクトドライバー等でビスを締め込んでこられた方ならわかるとおもいますが、ビスを締め込んでいく途中で、木が割れてしまうと非常に悲しくなりますよね。せっかく寸法を測って木材をカットしたのに、またやり直しです。しかも余分の木材がないときは、大変です。

それで、何度かそのような木割れの経験をしている方は、ビスを締め込む前にあらかじめキリで下穴を空けてからされることが習慣になっているのではないでしょうか?

しかし、このスリムビスを使えば、下穴なしでも木割れしにくいのです。これはとっても便利ですよね。
時間の短縮にもなりますし、材料を無駄にせずに済むのです。

スリムビス 1種類でほぼOK

それで、ここまでコーススレッドとスリムビスについて書いてきましたが、木割れがしにくいという大きなメリットから、木製の家具などの木工事にはスリムビスをお使いになることをオススメします。これ1種類でほとんどはOKっといっても過言ではありません。
でも、強度のあるコーススレッドも捨てがたいと思われるかもしれませんが、コーススレッドのような強度を必要とする状況は、床の下地を作ったり、壁を木材で建てたりするぐらいです。

通常の家具等では、スリムビスと木工ボンドの併用で十分です。
しかし、それでも強度に不安があるのなら、普段よりも多めにビスを打てば良いのです。

コーススレッドを買うよりも、長さの違うスリムビスを幾つか購入するほうがきっと役にたつと思いますよ。

ただ、木割れしにくいといっても木材の端の方にビスを打つときは注意が必要です。
わたしの経験上、木材の端から3cm以内であればスリムビスでも、木割れが起こりやすいです。そのような端に打つ時には、手間でも下穴を空けたほうが良いでしょう。

*スリムビスは、メーカーによって色々な呼び方があるようで、”ライトビス”とか ”スリムコーススレッド”などと呼ばれているようです。